哲学者・市井三郎没後30周年記念事業【トークイベント】ーいま読み直す『歴史の進歩とはなにか』
2019年11月10日に神保町ブックセンターイベントスペースにて哲学者・市井三郎没後30周年記念事業【トークイベント】ーいま読み直す『歴史の進歩とはなにか』が無事開催されました。
昨年1971年に出版された市井三郎著『歴史の進歩とはなにか』が24年ぶりに再刊され、今回はそれを「読み直す」という主旨で講師に国際基督教大学教授の川本隆史さん(社会倫理学者)をお招きしてトークイベントが開催されました。
前半は川本先生の講演。国際基督教大学教授の川本隆史先生の講演 市井先生の本をよく読んでいらっしゃる方で興味深い話を聞くことができました。今回の講演のレジメも公開しております。詳しくはこちら
後半は市井先生の長女の順子さんが市井三郎の家庭の中の顔、人間市井三郎について語っていただき(左)、そして市井先生と活動をともにした愛知大学名誉教授の加々美先生も病身をおして参加して下さいました。(右)
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市井三郎没後30年ということで人の入りが心配されましたが、会場はおかげさまでほぼ満席の状態になりました。
一番最後の川本先生のまとめです。
皆さんお疲れ様でした。
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市井先生が亡くなって30年、その後人類は進歩したといえるでしょうか? 残念ながら特に昨今の日本に関しては寧ろ「退歩」(退化)したといわざるを得ない状況ではないでしょうか?
この機会に是非お読みいただければ幸いです。
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トークイベントで講師していただきました加々美光行先生が2022年4月22日にご逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
市井三郎著『歴史の進歩とはなにか』が電子書籍で配信開始です。詳しくはこちら
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